まずは体験してみる

ここまでいろいろな事例を紹介してきましたが、まずは体験してみるというのがいいかもしれません。最近はそういた体験企画も多くなってきています。
田舎暮らし体験は、田舎の雰囲気、自然を感じることはもちろんですが、実際に泊まって、田舎で食べている料理を味わうこともできたりします。希望するプログラムによって、田舎ならではの特別な体験ができるプログラムもあります。民家に泊まりながら、野菜収穫や薪割りの体験をする、海女さんの手伝いをするなど、普段はなかなかできない体験企画がいろいろあります。
事例ですが、まずは長野の信州の田舎暮らしを体験できる「ヤングブルー村」(長野県長野市の芋井地区)はどうでしょうか。週末に利用できる施設料金は無料です。自然に囲まれた中で暮らすなどをプチ体験できます。最初にオリエンテーションが行われ、ご飯は朝昼晩と手配してくれます。
山梨県の甲斐で体験プラン「甲斐適生活」も魅力的です。田舎暮らし4つの体験施設が用意され、都心からのアクセスがとても良いのに、全てが自然に囲まれた環境で過ごせるのが最高です。
群馬県桐生市には「ふるさと探訪ふれあい館」という、学校寄宿舎として使用されていた場所を改修して、田舎暮らし体験用の宿泊施設があります。野菜の栽培などの体験もできます。手軽に1泊から田舎暮らし体験できるので、最初の体験としても最適でしょう。
長崎の島原市では、「島原宿泊交流体験会」が企画されています。これは島原市内の空き家を利用した田舎暮らし体験プログラムです。島原は自然もさることながら歴史的にも魅力的な地域です。滞在期間は1日~1カ月と幅広く選べ、週末に1泊2日で体験するにも最適でしょう。
こうした体験を経て、手頃な物件を捜せばいいと思います。考え方次第で、週末田舎暮らしはゼイタクではなく、より現実的なものになっていくと思います。